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このところヘビー級やクルーザー級など世界王座統一の動きが活発になっているが、スーパーウェルター級でも7日(日本時間8日)、米国ネバダ州ラスベガスでWBA(世界ボクシング協会)スーパー王者エリスランディ・ララ(34=キューバ/米)とIBF(国際ボクシング連盟)王者ジャレット・ハード(27=米)がそれぞれのベルトをかけて対戦する。試合を前にララは「これは4団体統一の第一歩」と話している。
サウスポーのララは13年6月にWBAの暫定王座を獲得し、正王者に昇格、さらにスーパー王者に格上げされるなか7度の防衛をこなしてきた。戦闘スタイルは派手ではないが、テクニックで相手の持ち味を封じてしまうタイプで、トップ選手たちから対戦を敬遠されることが多い。29戦25勝(14KO)2敗2分。存在感をアップさせるためにもハード戦は落とせない試合といえる。そんなララは「以前の話したように私はこの階級の王座を統一したいんだ。その第一歩が4月7日になる。相手がどこの誰であるかは関係ない。私にとって相手は誰でも同じなんだよ」と自信をみせている。
これに対し身長で10センチ、リーチで6センチ勝る7連続KO中のハードは「ララに経験があることは分かっている。彼はオーソドックスでもサウスポーでも、どんなタイプとも戦ってきた。でも、彼は私とは戦ったことがない。だから、これは過去のものとは異なった試合になるだろう。私と対峙したとき、どう終わりが来るか知るはずだ。ララには勝ち目がないよ」と、こちらも自信満々だ。21戦全勝(15KO)。ララの経験に対しハードの体格と勢いという構図で、総合的な力は接近しており、オッズはララ有利ながら6対5と接近している。