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WBO(世界ボクシング機構)フェザー級王者オスカル・バルデス(27=メキシコ)は10日(日本時間11日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで4度目の防衛戦に臨んだ。元WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級王者で現WBOフェザー級10位の挑戦者スコット・クイッグ(29=英)が前日計量で失格していたため変則的な世界戦となったが、バルデスが負ければ王座を失うという状況に変わりはなかった。そんななかバルデスはどんな戦いをみせたのか。
最大7ポイント差がついた
〇オスカル・バルデス(メキシコ)
12回判定(3対0)
×スコット・クイッグ(英)
バルデスが4度目の防衛に成功
両者は昨年4月に計36ラウンドにわたってスパーリングをした経験があるためか、ともに相手の手の内を読んで序盤からハイテンポの攻防を展開した。リードしたのはバルデスで、左ジャブから右ストレート、左フックを上下に打ち分けていった。5回、クイッグは左目上をカットしたものの右をヒットして王者を窮地に陥れた。6回にはバルデスが口の中をカット。以降、両者は顔面を朱に染めながらパンチを交換し合い、総力戦に。終盤も譲らずにパンチを交換したが、バルデスの方が有効打で上回っていたようだ。採点は117対111(二者)、118対110と明白な差がついた。4度目の防衛を果たしたバルデスは24戦全勝(19KO)、敗れたクイッグは38戦34勝(25KO)2敗2分。