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スーパーライト級とウェルター級を制覇した実績を持つデボン・アレクサンダー(31 =米)と、元WBC(世界ボクシング評議会)ウェルター級王者ビクター・オルティス(31=米)の元世界王者対決は17日(日本時間18日)、米国テキサス州エルパソのドン・ハスキンス・センターで行われた。サウスポー同士のサバイバルマッチは序盤から競った展開となった。
まずは強打が自慢のオルティスが積極的に出たが、すぐにアレクサンダーが右ジャブを突いて主導権を引き寄せた。この右を浴びたオルティスの右目周辺が3回あたりから腫れ出した。それでもオルティスは7回に左を当て、9回にも左をヒットして抵抗をみせた。しかし、アレクサンダーも譲らず、10回、11回に再び盛り返して優勢を印象づけた。勝負は判定に持ち込まれ、ひとりが115対113でオルティスの勝利と採点したが、残る二者が114対114のイーブンとしたため引き分けになった。同情の声が寄せられたIBF(国際ボクシング)6位のアレクサンダーは32戦27勝(14KO)4敗1分、オルティスは41戦32勝(25KO)6敗3分。
前座にはスーパーミドル級でWBA(世界ボクシング協会)とIBF(国際ボクシング)で6位にランクされるキャレブ・プラント(米)が出場、IBF11位のロヘリオ・メディナ(メキシコ)に12回判定勝ちを収めた。採点は120対108、119対109、117対111の大差だった。プラントは17戦全勝(10KO)、世界挑戦の経験もあるメディナは47戦38勝(32KO)9敗。
同じく前座には元WBAスーパーウェルター級王者オースチン・トラウト(米)が出場し、ファン・デ・アンヘル(コロンビア)に8回判定勝ちを収めた。ジャモール・チャーロ(米)、ジャレット・ハード(米)の持つIBF王座に挑んで連敗していたサウスポーのトラウトは再起を飾り、通算戦績を35戦31勝(17KO)4敗に伸ばした。アンヘルは29戦20勝(18KO)8敗1分。