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IBF(国際ボクシング)スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(26=比)は3日(日本時間4日)、米国テキサス州コーパスクリスティで4度目の防衛戦に臨む。「第2のマニー・パッキャオ」として期待と注目を集めているアンカハスだが、その足をすくってやろうと燃えているのが同級9位の挑戦者イスラエル・ゴンサレス(メキシコ)だ。メキシコを出て初試合となるゴンサレスは「相手がサウスポーでも問題はない」と自信をみせている。
アンカハスはV4を狙う
サウスポーのアンカハスは昨年、中国特別行政区マカオ、オーストラリアのブリスベン、英国ブリスベンで防衛戦を行い、7回終了TKO、7回TKO、6回TKOで挑戦者を一蹴した。そうした活躍もあって米国の大手トップランク社と契約を交わし、これが米国のリング初登場となる。33対1という圧倒的なオッズが出ているように、アンカハスの評価は高いものがある。戦績は30戦28勝(19KO)1敗1分で、16戦目以降は15戦全勝(14KO)と手のつけられない強さを見せつけている。
これに対し10人きょうだいの末弟だというゴンサレスは戦績こそ22戦21勝(8KO)1敗とみごとだが、世界的な強豪との対戦は皆無に近い。しかし、大一番に向け高地で100ラウンド以上のスパーリングをこなし、自信を深めて試合地に入っている。「以前にサウスポーの選手と戦ったことがあるが、別に問題はなかった。勝負のカギは手数とスピード。プレッシャーは彼の方が感じているはず。私は落ち着いているし試合に集中している」と冷静だ。アンカハスが4連続KO防衛を果たすのか、それともゴンサレスが大番狂わせを起こすのか。