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クルーザー級のWBA(世界ボクシング協会)王者ジュニエル・ドルティコス(31=キューバ/米)対IBF(国際ボクシング)王者ムラト・ガシエフ(24=露/米)の統一戦は3日(日本時間4日)、ロシアのソチ近郊アドレルのボリショイ・アイスドームで行われる。1月30日、両者は記者会見で意気込みを口にした。試合は賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」準決勝でもある。
WBSSの準々決勝で危険な強打者ドミトリー・クドリャショフ(露)を2回TKOで下しているドルティコスは、「ガシエフはかつてない危機に直面することだろう。この試合は極めて重要な戦いだが、私は勝利しか受け入れるつもりはない。私がベストのクルーザー級だということを証明するために十分な準備をしてきた。世界中のファンに“KOドクター”(ドルティコスのこと)が何者であるかを知らしめるよ」と自信満々だ。22戦全勝(21KO)。
これに対し準々決勝で元王者のクシシュトフ・ウロダルチク(ポーランド)をボディで沈めた(3回KO)ガシエフは、「彼は多くのアマチュア経験を持ち、スピードもある強い相手なので12回を戦い抜く準備をしてきた。このWBSSは王座を統一する機会を与えてくれた。土曜日、誇り高き同胞の前で夢に向かって次の一歩を踏み出す」と意気込んだ。26戦25勝(18KO)1無効試合。
この試合の勝者は、1月27日にマイリス・ブリエディス(ラトビア)に12回判定勝ちを収めたWBC(世界ボクシング評議会)、WBO(世界ボクシング機構)王者オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)と5月、サウジアラビアでWBSSの決勝戦を行うことになる。