海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
元IBF(国際ボクシング)スーパーフェザー級、ライト級王者で現在はWBA(世界ボクシング協会)スーパーライト級1位にランクされるランセス・バルセレミ(31=キューバ/米)は2月10日、米国テキサス州サンアントニオのアラモドームで同級2位キリル・レリク(28=ベラルーシ)と対戦する。WBA王座決定戦として行われるこの一戦、バルセレミが勝てば3階級制覇、レリクが勝てば初の戴冠となる。
両者は昨年5月にWBA挑戦者決定戦として行われ、ダウン応酬のすえバルセレミが3対0の12回判定勝ちを収めた。しかし、接戦だったことからWBAが再戦指令を出していた。そんななかテレンス・クロフォード(米)が王座を返上したため、再戦は王座決定戦として挙行されることになった。3階級制覇を狙うバルセレミは「今年の最初の目標は2月10日にベルトを持ち帰ること。そして他団体の王者と戦って王座を統一したい。強打を叩きつけ、私がスーパーライト級で最強だということを証明したい」と意気込んでいる。27戦26勝(13KO)1無効試合。
雪辱と初の戴冠を狙うレリクは、16年10月に当時のWBAスーパーライト級王者リッキー・バーンズ(英)に挑んで判定負けを喫しており、今回敗れると3連敗となるだけに背水の覚悟だ。「まず2月の試合(バルセレミ戦)に勝たないといけない。そのうえで指名防衛戦や統一戦などを希望している。いよいよ世界王者になるときがきた。最初から果敢に攻めてKOしたい。彼は逃げ回るだろうが、隠れることはできない」と自信をみせている。23戦21勝(19KO)2敗。オッズは11対8でバルセレミ有利と出ている。
この日はセルゲイ・リピネッツ(カザフスタン/露/米)対ミゲール・マイキー・ガルシア(米)のIBFスーパーライト級タイトルマッチがメインで組まれている。また、アンダーカードではIBFウェルター級2位確定試合、11位レイ・ロビンソン(米)対14位ジョルデニス・ウガス(キューバ/米)の12回戦がセットされている。