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WBO(世界ボクシング機構)ミドル級タイトルマッチ、王者ビリー・ジョー・サンダース(28=英)対同級2位で元IBF(国際ボクシング連盟)王者デビッド・レミュー(28=カナダ)の12回戦は16日(日本時間17日)、カナダのケベック州ラヴァルで行われる。試合5日前の11日(日本時間12日)、両選手は電話による会見を行った。団体を変えて返り咲きを狙うレミューは「サンダースは大口叩きだが、リングのなかで支払いをさせる」と強気の姿勢をみせた。
強打に定評のあるデビッド・レミュー
41戦38勝(33KO)3敗と高いKO率を誇るレミューは地元での試合ということもあって自信満々の様子だ。「今回は敵意をリングに持ち込んで戦う。サンダースは12ラウンドにわたって逃げ切れると思わないことだ」と忠告。これに対しサウスポーのサンダースは25戦全勝(12KO)と無敗で、これが3度目の防衛戦となる。「彼はピークを過ぎた相手ばかりを倒してきたが、マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)やゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)には負けている。何も特別なものは持っていないよ」と話している。王者のスピードとテクニック、レミューのパワーという構図だが、初の国外試合となるサンダースが敵地という点を重視して積極策に出る可能性もあり、序盤から目が離せない展開になりそうだ。オッズは15対13の僅差でサンダース有利と出ている。