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WBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級タイトルマッチ、王者ミゲール・コット(37=プエルトリコ)対挑戦者同級7位サダム・アリ(29=米)の12回戦は12月2日(日本時間3日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われる。4階級制覇王者コットのラスト・ファイトとして注目を集めているが、08年北京五輪戦士のアリは脇役に甘んじるつもりなどない。
コット対アリは12月2日@NY
アリは中東イエメン出身の両親のもとニューヨークで生まれ育ち、北京五輪後の09年1月にプロデビューした。22連勝後の昨年3月、WBOウェルター級王座決定戦に出場したが、このときはジェシー・バルガス(米)に9回TKO負けを喫した。半年後に再起を果たし、3連勝(1KO)と復調している。26戦25勝(14KO)1敗。そのアリは「多くの人は(コット戦)を受けるべきではないと言ったが、私の経歴を見てほしい。ここ(ニューヨーク)は私のホームで、コットは新参者なんだ。彼にはパワーがあるので動きを止めないようにしたい。私はこの試合のためにダニエル・ジェイコブス(米=前WBAミドル級王者)やカーティス・スティーブンス(米=WBCミドル級14位)らとトレーニングしてきた。素晴らしい試合になるだろう」と話している。この試合を最後に16年以上に及ぶプロキャリアに終止符を打つことを宣言しているコットは46戦41勝(33KO)5敗。オッズは9対1でコット有利と出ている。