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25日に米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンのサブアリーナ、ザ・シアターでビャチェスラフ・シャブランスキー(30=ウクライナ/米)に2回TKO勝ちを収め、WBO(世界ボクシング機構)ライトヘビー級王座に返り咲きたセルゲイ・コバレフ(34=露/米)の次戦が来年3月3日、今回と同じ会場で予定されている。相手は3位のサリバン・バレラ(35=キューバ/米)が有力とみられている。
王座を取り戻したコバレフ
コバレフが王座に返り咲いたことで、この階級は再び活性化しそうだ。WBC(世界ボクシング評議会)王座には8度防衛中のアドニス・スティーブンソン(ハイチ/米)が君臨し、WBA(世界ボクシング協会)では12戦全勝(10KO)のドミトリー・ビボル(キルギス/露)が暫定王者から正王者に昇格している。IBF(国際ボクシング連盟)王座は決定戦を制した12戦全KO勝ちのアルツール・ベテルビエフ(露/カナダ)が保持している。コバレフ、スティーブンソンのベテラン組にビボル、ベテルビエフの新興組が対抗し、さらにバレラやオレクサンデル・グウォジク(ウクライナ)らが割り込みを狙うという構図だ。なかでもバレラはWBAでは指名挑戦権を持っているだけに、キーマンといえるかもしれない。ビボルへの挑戦かコバレフへの挑戦か微妙なところだが、どうみても条件はコバレフ戦の方がよさそうだ。