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プロボクシングでは珍しいエジプト出身のホープ、WBC(世界ボクシング評議会)ライトヘビー級33位のアーメド・エルビアリ(27=エジプト/米)が12月8日、米国フロリダ州マイアミのハイアリア・パークで元WBCライトヘビー級王者で現在はWBC同級12位にランクされるジャン・パスカル(35=ハイチ/カナダ)と対戦することになった。
Boxrecによると、この1年以内に活動実績のあるエジプト国籍のプロボクサーは55人いるが、10戦以上を経験しているのはエルビアリを含めて9人しかいない。そのうち6人は負け越しており、世界的には不毛の地といっていいかもしれない。エルビアリは13年2月にプロデビューし、16戦すべてを米国で行い全勝(13KO)の戦績を残している。強豪との対戦は今回が初めてとなる。元王者のパスカルは今年6月のエレイデル・アルバレス(コロンビア/カナダ)戦の敗北を含めて直近の5戦で2勝3敗と武運から見放されている。38戦31勝(18KO)5敗1分1無効試合。エルビアリはこのハードルを越えることができるか。