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ヘビー級でWBA(世界ボクシング協会)9位、WBC(世界ボクシング評議会)3位、IBF(国際ボクシング連盟)6位、WBO(世界ボクシング機構)5位にランクされるディリアン・ホワイト(29=ジャマイカ/英)は28日(日本時間29日)、英国カーディフでIBF9位のロバート・ヘレニアス(33=スウェーデン/フィンランド)に12回判定勝ちを収めたが、次戦でWBC王者デオンタイ・ワイルダー(32=米)への挑戦を画策している。
世界ランカー対決を制したホワイト
ヘレニアス戦ではダウンを奪うことはできなかったホワイトだが、119対109(二者)、118対110の大差をつけて勝利を収め、WBCシルバー王座を獲得した。戦績は23戦22勝(16KO)1敗。次戦についてホワイトと契約を交わしているエディ・ハーン・プロモーターは「来年の2月3日、ロンドンのO2アリーナでワイルダーに挑戦させたい。米国での試合にも耳を貸す用意はある」と話している。ただし、ワイルダーは11月4日(日本時間5日)に米国ニューヨークで前WBC王者バーメイン・スティバーン(ハイチ/米)とのV6戦を控えており、これをクリアすることが大前提になる。しかもワイルダーが渡英を了承するかどうかも不明で、ホワイト側の一方的なオファーととれなくもない。その先にアンソニー・ジョシュア(英)対ワイルダーの統一戦構想があることは間違いなく、今後の両陣営の駆け引きにも注目したい。