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元世界ライトヘビー級王者ユルゲン・ブレーマー(39=独)対WBA(世界ボクシング協会)、WBO(世界ボクシング機構)ミドル級2位ロブ・ブラント(27=米)のスーパーミドル級12回戦は27日(日本時間28日)、ドイツのシュヴェリンで行われた。賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」の準々決勝として挙行された試合を制したのは?
ライトヘビー級から体重を落として試合に臨んだサウスポーのブレーマーと、ミドル級から階級をアップしてリングに上がったブラント。体のサイズはほぼ同じだったが、経験値で勝るブレーマーが一枚上だった。前半は互角だったが、カウンターを効果的につかいながらボディにもパンチを散らしたブレーマーが徐々に主導権を引き寄せ、中盤からは安定した試合運びでポイントを重ねた。ブラントは単発が目立ち、ベテランを追い詰めることができなかった。採点は119対109、118対110、116対112と大差がついた。昨年10月にネイサン・クレバリー(英)に6回終了TKO負けを喫してWBAライトヘビー級王座を失っていたブレーマーは、再起を飾るとともに戦績を52戦49勝(35KO)3敗に伸ばした。WBSSの準決勝ではカルム・スミス(英)と対戦する。ブラントは23戦22勝(15KO)1敗。
前座にはWBSSの補欠でもある元WBAスーパーミドル級暫定王者ビンセント・フェイゲンブッツ(独)が出場、ガストン・アレハンドロ・ベガ(亜)に11回TKO勝ちを収めた。IBF(国際ボクシング連盟)インターコンチネンタル・スーパーミドル級王座のV2に成功したフェイゲンブッツは29戦27勝(24KO)2敗。16年1月に村田諒太(帝拳)と対戦して2回KO負けを喫しているベガは42戦27勝(11KO)12敗2分1無効試合。