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テリー・フラナガン( =英)が返上して空位になったWBO(世界ボクシング機構)ライト級の後継王者を決める戦いについて、1位のレイムンド・ベルトラン(36=メキシコ)とプロモート契約を結んでいるトップランク社は、来年2月3日に決定戦を挙行したいとの希望を持っている。対戦相手候補のひとりとして4位の荒川仁人(35=ワタナベ)の名前も挙がっている。
王座決定戦出場が確定的なベルトラン
この1年でベルトランはメイサン・メナード(米)、ジョナタン・マイセロ(ペルー)、ブライアン・バスケス(コスタリカ)と世界ランカーを連破しており、1位だったフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)が負傷で戦線離脱したため最上位に繰り上がった。こうした状況からみて挑戦者決定戦に出場することは確定的といえる。いまのところWBOのライト級は2位がWBOインターコンチネンタル王者のロマン・アンドリーフ(露)、3位が元WBA(世界ボクシング協会)王者で現WBOアフリカ王者のパウルス・アンブンダ(ナミビア)、そして4位にWBOアジア・パシフィック王者の荒川、5位にWBO欧州王者のクレイグ・エバンス(英)、6位にベルデホがつけている。このうちアンドリーフは12月9日にIBF(国際ボクシング連盟)の挑戦者決定戦に出場することになっているため除外されるものと思われる。ベルトランと王座を争うのはモーゼスか、荒川か、それともエバンスか。リング外の動きからも目が離せなくなってきた。