海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
WBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(31=米)の6度目の防衛戦が既報のとおり11月4日、元WBA(世界ボクシング協会)同級暫定王者で現WBC2位のルイス・オルティス(38=キューバ/米)を相手に米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われることが正式決定した。38戦全勝(37KO)のワイルダー、29戦27勝(23KO)2無効試合のオルティス。KO決着確実のカードだ。
デオンタイ・ワイルダー
ワイルダーはWBCから1位で前王者のバーメイン・スティバーン(ハイチ/米)との対戦を義務づけられていたが、双方が1試合を挟むことで合意した。今年2月のワイルダーのV5戦の際、当初予定されていた相手がドーピング違反のため離脱したことがあったが、そのときに名乗りを挙げたのがオルティスだった。しかし、ワイルダーは「何度もドーピングに引っかかった選手(オルティスのこと)とは戦いたくない」と揶揄。以来、両者間にはちょっとした因縁めいたものが芽吹いていた。「ブロンズ・ボマー(銅色の爆撃機)」ワイルダーが特大の爆弾を落とすのか、それとも「キングコング」の異名を持つサウスポーのオルティスが自慢の強打とスキルで凌駕するのか。現時点のオッズは11対8でわずかにワイルダー有利と出ている。
なお、前座ではスティバーンがWBC7位、IBF(国際ボクシング連盟)7位、WBO(世界ボクシング機構)5位のドミニク・ブリージール(米)と拳を交えることになっている。