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WBC(世界ボクシング評議会)スーパーミドル級王座決定戦、4位のデビッド・ベナビデス(20=米)対6位ロナルド・ガブリル(31=ルーマニア/米)の12回戦は8日(日本時間9日)、米国ネバダ州ラスベガスのハードロック・ホテル&カジノで行われた。バドゥ・ジャック(33=スウェーデン/米 現WBAライトヘビー級王者)が返上して空位になった王座を引き継いだのは――。
ベナビデスが全勝で王者に
〇デビッド・ベナビデス(米)
12回判定(2対1)
×ロナルド・ガブリル(ルーマニア/米)
16対1のオッズで有利とみられたベネビデスが若さに任せて積極的に打って出た。前半の多くを支配したベネビデスに対し、出遅れた印象のガブリルは中盤からペースを上げたが、なかなか互角に持ち込むことができなかった。そのまま問題なくベネビデスが戴冠を果たすのかと思われたが、最終回に波瀾が待っていた。ガブリルの左ジャブでベナビデスがダウンを喫したのだ。逆転の目もあるかと思われたが、ベナビデスの傷口がそれ以上広がることはなかった。採点は116対111、117対111で二者がベナビデスの勝ちと採点したが、もうひとりは逆に116対111でガブリルを支持していた。スーパーミドル級史上最年少の20歳で王者になったベナビデスは19戦全勝(17KO)。ガブリルは20戦18勝(14KO)2敗。
前座には元WBO(世界ボクシング機構)ミドル級王者ピーター・クィリン(米)が出場、ダション・ジョンソン(米)に78対74、79対73、79対72の8回判定勝ちを収めた。15年12月以来のリングを白星で飾ったクィリンは35戦33勝(23KO)1敗1分、ジョンソンは48戦22勝(7KO)22敗3分1無効試合。