海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
WBC(世界ボクシング評議会)スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者レイ・バルガス(メキシコ)対挑戦者同級3位ロニー・リオス(米)の12回戦は26日(日本時間27日)、ミゲール・コット(36=プエルトリコ)対亀海喜寛(34=帝拳)のセミファイナルとして米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われた。今年2月、長谷川穂積の後継王者となったバルガスは初防衛を果たすことができたのか。
試合巧者の王者に食い下がる挑戦者
〇レイ・バルガス(メキシコ)
12回判定(3対0)
×ロニー・リオス(米)
バルガスが初防衛に成功
長身のバルガスが左ジャブを突いて煽り、横殴りの右をブロックの上から叩きつけて好スタートをきった。距離を潰したいリオスは圧力をかけるもののなかなか懐に入れない。近距離になってもバルガスのボディブローが目立った。バルガスが主導権を握ったまま試合は進んだが、8回にリオスの左フックを浴びた王者の腰が落ちかけるシーンがあった。終盤になると逃げ込みを図るバルガス、追い込みをかけるリオスという展開になり、最終回には挑戦者の右がヒットしたものの王者が大崩れすることはなかった。採点は118対110(二者)、115対113だった。初防衛を果たしたバルガスは30戦全勝(22KO)、敗れたリオスは30戦28勝(13KO)2敗。
セミのひとつ前の試合にはWBCフェザー級33位のホープ、ジョエット・ゴンザレス(米)がリングに上がり、元世界ランカーのデイビ・フリオ・バッサ(コロンビア)に5回TKO勝ちを収めた。2年前に来日して尾川堅一(帝拳)と対戦(10回TKO負け)を喫しているサウスポーのバッサが果敢に仕掛け、ゴンサレスが応戦する展開でスタート。徐々に圧力と手数を増したゴンザレスが主導権を握り、5回に右を浴びせてダウンを奪った。再開後、ゴンサレスが左右を追撃したところでレフェリーが試合を止めた。ゴンザレスは17戦全勝(9KO)、バッサは23戦19勝(11KO)3敗1無効試合。
セミのひとつ前の試合にはWBCフェザー級33位のホープ、ジョエット・ゴンザレス(米)がリングに上がり、元世界ランカーのデイビ・フリオ・バッサ(コロンビア)に5回TKO勝ちを収めた。2年前に来日して尾川堅一(帝拳)と対戦(10回TKO負け)を喫しているサウスポーのバッサが果敢に仕掛け、ゴンサレスが応戦する展開でスタート。徐々に圧力と手数を増したゴンザレスが主導権を握り、5回に右を浴びせてダウンを奪った。再開後、ゴンサレスが左右を追撃したところでレフェリーが試合を止めた。ゴンザレスは17戦全勝(9KO)、バッサは23戦19勝(11KO)3敗1無効試合。