海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
IBFミドル級挑戦者決定戦
WBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(35=カザフスタン/米)は9月16日、米国ネバダ州ラスベガスでサウル・カネロ・アルバレス(27=メキシコ)の挑戦を受けることになっているが、その勝者に対するIBFの挑戦者決定戦が25日(日本時間26日)、米国オクラホマ州マイアミで行われた。IBF1位のトゥレアノ・ジョンソン(33=バハマ/米)と2位のセルゲイ・デレビャンチェンコ(31=露/米)の12回戦、どちらに凱歌が挙がったのか。
前半は08年北京五輪ウェルター級8強のジョンソンが攻勢に出て存在感を示していたが、中盤から同じ北京五輪に出場(ミドル級2回戦敗退)した実績を持つデレビャンチェンコがペースを奪った。ジョンソンは11回にはダメージの蓄積が目立ち、迎えた最終12回、連打を浴びてジョンソンがダウンして試合は終わった。TKOタイムは12回40秒だった。挑戦権を手に入れたデレビャンチェンコは11戦全勝(9KO)。長いことIBF1位にいながら自身の故障などが原因で大舞台に上がることがなかったジョンソンは22戦20勝(14KO)2敗。
セミファイナルではミドル級の世界ランカー対決が行われ、WBC10位のウーゴ・センテノ(米)がWBC5位、WBO(世界ボクシング機構)15位のイマヌエル・アリーム(米)に3回2分27秒KO勝ちを収めている。左フック一発で相手をキャンバスに沈めた26歳のセンテノは28戦26勝(14KO)1敗1無効試合。今年1月、アマ時代に11年世界選手権で優勝、12年ロンドン五輪にも出場したイェフゲン・ヒトロフ(ウクライナ/米)を6回TKOで破ってトップ10入りしていたアリームは、19戦目で初黒星を喫した(17勝10KO1敗1分)。