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9月からスタートする総額5000万ドル(約56億円)の賞金トーナメント、「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」に、このほど元WBO(世界ボクシング機構)クルーザー級王者マルコ・フック(32=セルビア/独)が参戦することになった。さらに正式決定ではないものの現WBO王者オレクサンデル・ウシク(30=ウクライナ)もエントリーするものとみられている。
オレクサンデル・ウシク
フックはWBO王座を13度防衛した実績を持つ元王者だが、今年4月にはWBC(世界ボクシング評議会)王座決定戦でマイリス・ブリエディス(ラトビア)に12回判定負けを喫している。45戦40勝(27KO)4敗。これにウシクが加われば8人が出揃うことになる。WBA(世界ボクシング協会)王者ジュニエル・ドルティコス(キューバ/米)、WBC王者ブリエディス、IBF(国際ボクシング連盟)王者ムラト・ガシエフ(露)、WBO王者ウシクという全勝の4王者、さらに元王者のクシシュトフ・ウロダルチク(ポーランド)、クシシュトフ・グロワキ(ポーランド)、フックの元王者3人、そしてWBC1位のドミトリー・クドリャショフ(露)という錚々たるメンバーだ。順調にトーナメントが進めば必然的に王座が統一されることにもなり一石二鳥となるが、はたして…。正式発表と組み合わせは7月8日にモナコで行われる。