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今年1月、激闘のすえ三浦隆司(33=帝拳)に12回KO負けを喫して世界挑戦権を手にできなかったWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級7位ミゲール・ローマン(31=メキシコ)の再起戦が24日(日本時間25日)、元世界ランカーのネリ・サギラン(29=メキシコ)を相手にメキシコのチワワ州シウダーフアレスで行われた。ローマンは再スタートを白星で飾ることができたのか。
ローマンは初回から得意の左右フックでサギランをロープに詰める。連敗中のサギランもパンチを返すが、劣勢は明らかだった。3回、ローマンが連打でKOチャンスをつかむが、詰め切れない。中盤を過ぎるとサギランの手数が減るが、ローマンも決定打を打ち込めない。8回終了時に公開された採点は80対72でジャッジ三者ともローマンのリードだった。9回からもローマンが一方的に打ちまくったが、なぜかレフェリーは試合を止めない。最終12回、ローマンの連打でサギランがダウン。立ち上がって再開に応じたものの左フックで再びダウン。ここでやっとレフェリーが試合を止めた。空位のWBC中南米ライト級王座を獲得したローマンは69戦57勝(44KO)12敗、サギランは48戦38勝(13KO)9敗1分。