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[海外ニュース]2017.5.28

モレノvsセハ 挑戦者決定戦

 27日(日本時間28日)、パナマシティではWBC(世界ボクシング評議会)の挑戦者決定戦2試合が行われた。スーパーバンタム級は3位アンセルモ・モレノ(31=パナマ)対5位フリオ・セハ(24=メキシコ)のカード、ミニマム級は1位のサウル・フアレス(26=メキシコ)対2位レロイ・エストラーダ(22=パナマ)という組み合わせだった。メキシコ対パナマという構図の2試合はどんな結果になったのか。

 前日の計量時、2度目でクリアしたモレノは、いつになく動きが鈍い。体調が十分ではなかったのかもしれない。セハもスピードに欠けたが、積極的に相手のボディを狙い右フックを打って出た。2回、サウスポーのモレノが右ジャブで距離をとろうとしたが、セハは気にせずに右を振っていった。3回、セハの右ボディブロー、顔面への右フックの的中率が上がる。セハが相手をコーナーに追い詰め左アッパー、右フックを連打するとモレノは脆くもダウン、カウントアウトされた。KOタイムは3回2分32秒だった。WBCシルバー王座を獲得するとともにレイ・バルガス(メキシコ)への挑戦権を確定させたセハは33戦31勝(28KO)2敗。昨年9月、山中に7回TKO負けして以来の再起戦だったサウスポーのモレノは連敗となった。43戦36勝(12KO)6敗1分。

 セミファイナルのフアレス対エストラーダのミニマム級指名挑戦者決定戦は、9回にフアレスがダウンを奪ったものの詰めきれず、足をつかったサウスポーのエストラーダが大差の判定で勝利を収めた。採点は117対110(二者)、115対112だった。ワンヘン・メナヨーティン(タイ)への挑戦権を手にしたエストラーダは18戦16勝(6KO)2敗。16年8月にワンヘンに12回判定負けを喫しているフアレスは30戦23勝(12KO)6敗1分。

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