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ジョンリエル・カシメロ(27=比)が返上して空位になっていたIBF(国際ボクシング連盟)フライ級王座の決定戦、3位ドニ―・ニエテス(34=比)対4位イークタワン・BTU・ルアバイキング(27=タイ)の12回戦は29日、フィリピンのセブ市、ウォーターフロント・ホテル&カジノで行われた。すでにミニマム級とライトフライ級で世界王座を獲得した実績を持つニエテスは3階級制覇を成し遂げることができたのか。
〇ドニー・ニエテス(比)
12回判定(3対0)
×イークタワン・BTU・ルアバイキング(タイ)
経験で大きく勝るニエテスは左ジャブを多用してイークタワンをコントロールし、機をみて右クロス、接近した際にはアッパーを繰り出して優勢を印象づけていった。「早い時点でKOできると思った」というニエテスだが、イークタワンの抵抗と途中で自身が左拳を痛めたこともあってKOはできなかった。採点は二者が117対111、もうひとりは115対113だった。マニー・パッキャオ、ノニト・ドネアに続いてフィリピン三人目の3階級制覇を成し遂げたニエテスは45戦40勝(22KO)1敗4分。早くも初防衛戦を9月16日か11月18日にフィリピンで計画している。イークタワンは26戦22勝(15KO)4敗。
前座ではWBO(世界ボクシング機構)フェザー級4位のマーク・マグサヨ(比)がイッサ・ナンペペチェ(タンザニア)に1回KO勝ちを収めている。2度のダウンを奪って快勝の21歳のマグサヨは16戦全勝(12KO)、22歳のナンペペチェは36戦24勝(11KO)8敗4分。