ジョシュア「4/29は通過点」

　IBF(国際ボクシング連盟)ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(27=英)対元WBA(世界ボクシング協会)、IBF、WBO(世界ボクシング機構)王者ウラジミール・クリチコ(41=ウクライナ)のタイトルマッチ12回戦は29日(日本時間30日)、英国ロンドンのウェンブリー・アリーナで行われる。試合を2日後に控えた27日、両者がロンドンのスカイスポーツ・スタジオで会見に臨んだ。
※ジョシュア対クリチコは30日(日)午前6時からWOWOWライブ・チャンネルで生中継の予定(当日は早い時間のゴングが予定されている)。

　ジョシュアは昨年4月に王座を獲得し、すでに2度の防衛を果たして自信を増している。3年前にはスパーリングで胸を借りた大先輩との対戦にも臆した様子はみられない。「男同士が拳を交え、強い方が勝つ。4月29日は強くなるための通過点になる」とジョシュアは話した。これに対し世界戦だけで28試合(25勝19KO3敗)を経験している元王者は「私は若くてハングリーで控えめに目的に向かっている。私の目的、邪念、愛はベルトを手にすることで完結する」とコメントした。戦績はジョシュアが18戦全KO勝ち、クリチコは68戦64勝(53KO)4敗。勝者はWBAスーパー王座も手にする。オッズは15対7でジョシュア有利と出ている。