パッキャオ対カーンは4/23@UAE

　6階級制覇の実績を持つWBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者マニー・パッキャオ(38=比)と、元WBA(世界ボクシング協会)、IBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級王者で現WBC(世界ボクシング評議会)ウェルター級1位アミール・カーン(30=英)が4月23日、アラブ首長国連邦(UAE)で拳を交えることが確実となった。両選手がツイッターで明らかにした。

　パッキャオは4月23日にオーストラリアでWBO2位のジェフ・ホーン(豪)と戦う計画があったが、2月に入っても話は進展せず、代わってカーン戦が浮上していた。UAEの投資家は3800万ドル(42億5000万円)の金額を提示してイベントを招致していると伝えられ、ここに来て逆転となったようだ。開催地はドバイかアブダビが有力という。カーンは2008年から12年にかけてフレディ・ローチ・トレーナーに師事したことがあり、その間、同じローチ門下生のパッキャオとスパーリングをした経験を持つ。「パッキャオとのスパーリングは常に危険なものだった」とカーンは話している。12年にローチのもとを去り、以後はバージル・ハンター・トレーナーとコンビを組んでいる。昨年11月にジェシー・バルガス(米)を下してWBOウェルター級王座に返り咲いたサウスポーのパッキャオは67戦59勝(38KO)6敗2分。カーンは昨年5月にミドル級に上げてサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)の持つWBC王座に挑んだが6回KO負けを喫しており、これが再起戦となる。35戦31勝(19KO)4敗。オッズは11対5でパッキャオ有利と出ており、カーン勝利の配当は2倍となっている。正式発表を待ちたい。