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WBO(世界ボクシング機構)クルーザー級王者オレクサンデル・ウシク(30=ウクライナ)の2度目の防衛戦が4月8日、米国メリーランド州オクソンヒルで行われることになった。相手は12年ロンドン五輪米国代表のマイケル・ハンター(28=米)。ウシクは同五輪ヘビー級で金メダルを獲得しており、元オリンピアン同士の対決ということになる。試合はワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ/米)対ジェイソン・ソーサ(28=米)のWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチとのダブルメインとして行われる。
サウスポーのウシクは08年北京大会に続いて出場したロンドン五輪では準々決勝でアルツール・ベテルビエフ(露)に勝って勢いをつけ、金メダルを獲得した。これに対しハンターは1回戦でベテルビエフにタイスコアのすえ敗れている。仮にここで勝っていれば準々決勝でウシクと対戦していたことになる。プロ転向はハンターの方が早く、13年3月に船出している。戦績は12戦全勝(8KO)で、昨年5月にNABO北米王座を獲得して世界ランク入りした。ウシクは13年11月にプロデビューし、11戦全勝(10KO)をマークしている。昨年9月に王座を獲得し、12月には初防衛も果たした。
また、この日はロンドン五輪にロマチェンコ、ウシクとともに出場しライトヘビー級で銅メダルを獲得、現在は WBC(世界ボクシング評議会)とWBOで6位、IBF(国際ボクシング連盟)7位にランクされるオレクサンデル・グウォジク(ウクライナ/米)も出場することになった。対戦相手はWBC20位のジュニエルキス・ゴンサレス(キューバ/米)。強豪を連破して勢いを増しているグウォジクは12戦全勝(10KO)、ゴンサレスは20戦18勝(14KO)2敗。