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スーパーフェザー級のWBO(世界ボクシング機構)王者ワシル・ロマチェンコ(28=ウクライナ/米)と、WBA(世界ボクシング協会)のレギュラー王者ジェイソン・ソーサ(28=米)が4月8日、米国メリーランド州オクソンヒルのMGMナショナル・ハーバーで対戦することになった。トップランク社のボブ・アラム・プロモーターの話として、米国の複数のメディアが報じている。
ワシル・ロマチェンコ
ロマチェンコは、昨年大晦日に内山高志(ワタナベ)を返り討ちにしたWBAスーパー王者のジェスレル・コラレス(パナマ)を第一候補として対戦交渉を続けてきたが、条件が合わなかったらしく実現しなかった。代わりに対戦を承諾したのが、昨年6月にハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国/米)を逆転の11回TKOで破って戴冠を果たしたソーサだった。アラム・プロモーターは「ロマチェンコに勝てる選手はいないと思うが、ソーサにはパンチがあるからチャンスはあるだろう」とコメント。これに対しソーサは「対戦を望んでいたロマチェンコと戦えるので興奮している。ベストといわれる選手をどう攻略するか、それを世界に披露することができると思う」と抱負を口にしている。昨年6月にプロ7戦目で2階級制覇を成し遂げたサウスポーのロマチェンコは8戦7勝(5KO)1敗、ソーサは25戦20勝(15KO)1敗4分。この統一戦がともに2度目の防衛戦となる。
ミゲール・ベルチェ
スーパーフェザー級では、1月28日にミゲール・ベルチェル(メキシコ)がフランシスコ・バルガス(メキシコ)に11回TKO勝ちを収めてWBC(世界ボクシング評議会)の王座を奪取。ダブルメインでは元王者の三浦隆司(帝拳)がミゲール・ローマン(メキシコ)を12回KOで下してベルチェルへの挑戦権を獲得している。その2週間前にはジャーボンタ・デイビス(米)がホセ・ペドラサ(プエルトリコ)を攻略、IBF(国際ボクシング連盟)王座を手にしたばかりだ。ロマチェンコを軸にスーパーフェザー級トップ戦線が熱くなってきた。