海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
WBC世界スーパーフライ級王者ローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)の初防衛戦は3月18日、元王者で現WBC1位のシーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)を相手に米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われることが決定した。この日はゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)対ダニエル・ジェイコブス(29=米)のWBA、WBC、IBFミドル級タイトルマッチをメインとして、WBOクルーザー級王者オレクサンデル・ウシク(29=ウクライナ)のV2戦を加えたトリプル世界戦として挙行される。
ローマン・ゴンサレス
ゴンサレスは昨年9月にカルロス・クアドラス(メキシコ)との激闘を制して4階級制覇を成し遂げたが、初防衛戦はそのクアドラスとの再戦になるとみられていた。しかし、ビジネス上の問題で先延ばしになり、指名挑戦者のシーサケットの挑戦を受けることになった。ゴンサレスは46戦全勝(38KO)、2代前の王者シーサケットは46戦41勝(38KO)4敗1分。主催者のK2プロモーションズ、トム・ローフラー・マネージング・ディレクターは「シーサケットは米国ファンには馴染みが薄いかもしれないが、多くのボクシングファンは彼が危険な相手であることを知っている」と挑戦者を持ち上げている。この試合の勝者はクアドラスの挑戦を受ける義務を負う。
ゲンナディ・ゴロフキン
メインではゴロフキン対ジェイコブスの3団体統一世界ミドル級タイトルマッチが行われ、さらにウシクのV2戦も組まれている(相手は未定)。現時点で出場が確定している5選手はすべて世界王者経験者で、その総戦績は172戦166勝(148KO)5敗1分という驚異的な数字になる。