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ソリス、ビタリへの挑戦権獲得
16日、米国フロリダ州マイアミで行われたWBC世界ヘビー級挑戦者決定戦、1位のレイ・オースチン(米)対2位のオドラニエル・ソリス(キューバ/米)の12回戦は、ソリスが相手の失格による10回反則勝ちを収めた。
16日、米国フロリダ州マイアミで行われたWBC世界ヘビー級挑戦者決定戦、1位のレイ・オースチン(米)対2位のオドラニエル・ソリス(キューバ/米)の12回戦は、ソリスが相手の失格による10回反則勝ちを収めた。
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慎重な立ち上がりをみせたソリスが、オースチンの左ジャブを外しながらカウンター・アタックの機会をうかがう展開。5回に痛烈なダウンを奪ったソリスだったが、なおも慎重な姿勢は崩さなかった。その後、ラウンドを重ねるごとに40歳のオースチンは疲労の度合いを強めていった。迎えた10回、しきりにホールドを繰り返すオースチンに主審は減点1を科した。ラウンド終了時、疲労とダメージの深いオースチンがソリスをロープに押し込んだ際に両者はもつれてエプロンに転落しそうになったが、リングサイドにいたソリスのプロモーター、アーメト・オナー氏に押し戻されて難を逃れた。このあとラウンド終了後にオースチンがソリスの顔面にパンチを放ったため、主審は即座に失格を宣告した。
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04年のアテネ五輪ヘビー級金メダリストのソリス(30歳)は17戦全勝(12KO)。来年3月にもWBC世界ヘビー級王者のビタリ・クリチコ(ウクライナ)に挑戦する予定。身長198センチ、リーチ203センチの巨体を生かせず惨敗のオースチン(40歳)は37戦28勝(18KO)5敗4分。