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プエルトリコの元世界王者同士のライバル対決、ファン・マヌエル・ロペス(33)対ウィルフレド・バスケス・ジュニア(32)の12回戦は29日(日本時間30日)、プエルトリコのサンファンで行われた。
ウィルフレド・バスケスJr
前半はスピードで勝るバスケスが左ジャブを効果的につかってリード。サウスポーのロペスは追いかける展開になったが、なかなか強打を叩きつけることができないままラウンドを重ねることになった。それでもバスケスも徐々にスタミナが切れ、2連敗中同士のサバイバルマッチは終盤に入って混戦模様になった。迎えた11回、ロペスの左がとうとうバスケスをキャッチ。大きく腰を落としたライバルをロープに追い詰めて左右をフォローしてダウンを奪った。これをみてダメージが深いと判断したレフェリーは、そのまま試合をストップした。勝負が決した直後、バスケスのセコンドがロペスに殴り掛かり、勝ったばかりのロペスも応戦するという“番外編”もついた。2年1ヵ月ぶりの復帰戦を勝利で飾ったスーパーバンタム級、フェザー級の元2階級制覇王者ロペスは40戦35勝(32KO)5敗。3連敗となった元WBOスーパーバンタム級王者バスケスは32戦24勝(19KO)7敗1分。