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マルチネス、宿敵を痛烈KO
20日、米国ニュージャージー州アトランティックシティで行われたWBC世界ミドル級タイトルマッチ、王者セルヒオ・マルチネス(亜)対ポール・ウィリアムス(米)の12回戦は、マルチネスが2回1分10秒、痛烈なKO勝ちで初防衛に成功した。
20日、米国ニュージャージー州アトランティックシティで行われたWBC世界ミドル級タイトルマッチ、王者セルヒオ・マルチネス(亜)対ポール・ウィリアムス(米)の12回戦は、マルチネスが2回1分10秒、痛烈なKO勝ちで初防衛に成功した。
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この両者、昨年12月に対戦した際は初回にダウンを奪い合うなど激しい打撃戦を展開。結果はウィリアムスが2対0の判定をものにしたが、疑問を呈する向きも多く今回の再戦となった。前回と異なるのは、マルチネスが保持するWBCのミドル級王座がかけられたことだ。再戦はミドル級リミットを2ポンド下回る158ポンド(約71.6キロ)の契約体重で行われた。
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前回同様、サウスポー同士の対決はスリリングなスタートとなったが、最初の3分間は決定的なアクションはないまま過ぎた。迎えた2回、マルチネスの放った左フックが長身のウィリアムスの右顔面を直撃。この一撃で元ウェルター級&スーパーウェルター級王者は顔面からキャンバスにダイブ。うつ伏せのウィリアムスにレフェリーのカウントが10まで数え上げられた。年間最高KO賞の声も出るほどの鮮やかなKO劇だった。
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王座初防衛のマルチネスは46勝(25KO)3敗2分。3階級制覇を阻止されたウィリアムスは39勝(27KO)2敗。早くもラバーマッチ(3度目の決着戦)を期待する声が出ている。
この日、アンダーカードには元WBOライトヘビー級&クルーザー級王者ゾルト・エルデイ(ハンガリー)が出場。サムソン・オンヤンゴ(ケニア)を相手に2年ぶりの復帰戦を8回判定勝ちで飾った。採点は80対72が二者、79対73が一者の大差だった。36歳のエルデイは32戦全勝(17KO)。
この日、アンダーカードには元WBOライトヘビー級&クルーザー級王者ゾルト・エルデイ(ハンガリー)が出場。サムソン・オンヤンゴ(ケニア)を相手に2年ぶりの復帰戦を8回判定勝ちで飾った。採点は80対72が二者、79対73が一者の大差だった。36歳のエルデイは32戦全勝(17KO)。