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今年4月の試合を最後に現役引退を表明した元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(37=比)が、10月下旬か11月上旬に戦線復帰するのではないかと話題になっている。
マニー・パッキャオ
パッキャオは4月9日のティモシー・ブラッドリー(米)戦後、「ひとまず引退するけれど、この先、また戦いたくなるかもしれないし、そういう気持ちにならないかもしれない。いまは分からない」と言葉を濁しながらグローブを壁に吊るした。その1ヵ月後の5月にはフィリピン上院議員選挙で当選を果たした。こうした一方で復帰を待望、確信する関係者やファンが多いのも事実だ。「彼は絶対に戻ってくる」と言い続けているトップランク社のボブ・アラム・プロモーターもそのひとりだ。今回の復帰説に関してもアラム氏がメディアに明かしたもので、カムバック戦は10月29日か11月5日、米国ネバダ州ラスベガス、試合はHBOテレビがペイ・パー・ビュー(PPV=有料視聴)で放送、と極めて具体的なのである。「議員の仕事に支障をきたさないよう日程を組む必要がある」(アラム氏)として、会場としてはMGMグランドガーデン・アリーナ、マンダレイベイ・イベンツセンター、T‐モバイル・アリーナ、トーマス&マックセンターが候補に挙がっているという。気になる対戦相手については、4階級制覇の実績を持つ前WBAスーパーライト級王者エイドリアン・ブローナー(米)の名前が出ているが、敵対するアル・ヘイモン氏傘下ということもあって進展がない様子だ。この件に関してパッキャオ自身は具体的なコメントを発しておらず、実際のところどう動くのかは不確かといえる。