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9月に対戦が計画されていたWBA、WBC、IBF世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)対前WBA同級暫定王者クリス・ユーバンク・ジュニア(26=英)の破談について、ユーバンク側のエディ・ハーン・プロモーターが「挑戦者側が高額報酬を要求したため」と理由を説明している。
ゲンナディ・ゴロフキン
ESPN.COMによると、ハーン氏は3週間をかけて交渉を詰めてきたが、最後になってユーバンクの父親(元世界2階級制覇王者)が300万ポンド(約4億円)の報酬を要求して破談になったという。交渉は父親と弁護士との間で行われてきたため、ユーバンク・ジュニア自身は意思表示する場はなかったようだ。ハーン氏によるとゴロフキン陣営は条件に合意していたという。「時間を使い果たしたので、最後に24時間以内に決めてくれと申し入れたが、彼らは戦わないことを選んだ。そこでケル(IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック=英)にチャンスをまわした」とハーン氏は話している。
なお、ユーバンク・ジュニアに代わって9月10日にゴロフキンへの挑戦が決まったブルックは、もともと対戦するはずだったジェシー・バルガス(米=WBO世界ウェルター級王者)との対戦に向けて西アフリカのスペイン領カナリア諸島でトレーニング中と伝えられる。ハーン氏によるとブルックはIBF王座を保持したままゴロフキンのミドル級王座に挑むことになるという。