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WBA、WBC、WBO世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)と、IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(30=英)が9月10日、英国ロンドンのO2アリーナで対戦することになった。試合はゴロフキンの17度目の防衛戦として行われる。
ケル・ブルック
ゴロフキン側のK2プロモーションズはクリス・ユーバンク・ジュニア(英)との防衛戦交渉を続けてきたが、実を結ばなかった。代わりに平行して行われていたブルックとの対戦の方が先に締結に至ったということになる。6年間に16連続KO防衛を果たしているゴロフキンは、次戦もKOで終わらせればウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)の17連続KO防衛の史上最多記録に並ぶ。それだけに「イギリスのファンの前でブルックを相手に大きなドラマをつくれることに興奮を抑えられない」とゴロフキンは話している。35戦全勝(32KO)。一方、147ポンド(約66.6キロ)から13ポンド(約5.9キロ)増量して2階級上のミドル級王座に挑むブルックは、「ずっと待ち望んでいた試合。パウンド・フォー・パウンド最強の選手がイギリスに来て私と戦うんだからね」と、こちらも興奮を隠せない様子だ。36戦全勝(25KO)。全勝同士の対決となるが、オッズは6対1でゴロフキン有利と出ている。試合は英国ではスカイスポーツがペイ・パー・ビュー(PPV=有料視聴)で放送、米国ではHBOテレビがチャンピオンシップ・ボクシングの枠で生中継することになるという。
ビリー・ジョー・サンダース
なお、ゴロフキンとの対戦が期待されたユーバンク・ジュニアはいったん方向転換して、同じ英国のWBO王者ビリー・ジョー・サンダースへの挑戦を目指すのではないかとみられている。