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WBA世界ウェルター級暫定王者デビッド・アバネシャン(27=露)は28日(日本時間29日)、米国アリゾナ州グレンデールで元世界3階級制覇王者シェーン・モズリー(44=米)を相手に初防衛戦に臨んだ。
アバネシャンに軍配
○デビッド・アバネシャン(露)
12回判定(3対0)
×シェーン・モズリー(米)
12回判定(3対0)
×シェーン・モズリー(米)
各ラウンドは競った内容だったが、その多くをアバネシャンがものにしていった。10回、モズリーはローブローで致命的ともいえる1点のペナルティを受けた。最終回、初防衛を狙うアバネシャンと返り咲きに意欲をみせるモズリーは激しくパンチを交換。
盛り上がったまま試合は終了した。採点はジャッジひとりが114対113の1ポイント差だったが、残る二者は117対110と明確な差をつけて王者の勝利を支持した。米国のリング初登場のアバネシャンは24戦22勝(11KO)1敗1分、史上4番目の年長戴冠を逃したモズリーは61戦49勝(41KO)10敗1分1無効試合。
この日の前座ではモズリーの息子シェーン・モズリー・ジュニア(米)がスーパーミドル級6回戦に出場、ロバート・ヤング(米)に判定勝ちを収めた。採点は59対55、58対56、57対57の2-0だった。25歳のモズリー・ジュニアは8戦7勝(5KO)1敗、ヤングは15戦5勝(4KO)8敗2分。