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WBA世界スーパーバンタム級王座の決定戦が6月24日、中国の北京で行われることになった。カードは2位のクー・シャオジュン(25=中国)対8位のネオマール・セルメニョ(36=ベネズエラ/パナマ)。クーが勝てば中国2人目の世界王者となる。
WBAのスーパーバンタム級王座はスコット・クイッグ(英)が保持していたが、2月にIBF王者カール・フランプトン(英)との統一戦で判定負け。勝ったフランプトンがスーパー王者に認定されたため空位になっている(のちにフランプトンが返上し、ギジェルモ・リゴンドーがスーパー王座に復帰)。クー対セルメニョは、その空席を埋めるための決定戦となる。2位にランクされるクー(22戦20勝9KO2敗)は12年と13年に来日してジョナタン・バアト(比/カシミ)に2度敗れているが、以後はWBCシルバー王座、WBAインターナショナル王座を獲得するなど12連勝(6KO)を収めている。一方のセルメニョはWBAのスーパーバンタム級暫定王座を2度獲得した実績を持つベテランで、戦績は30戦23勝(13KO)5敗1分1無効試合。なお、この日のイベントはダブル世界戦として挙行される予定で、ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国/米)対ジェイソン・ソーサ(米)のWBAスーパーフェザー級タイトルマッチも組まれている。中国もボクシング・ビジネスのマーケットのひとつとして着実にテリトリーを拡大しつつあるようだ。