ジョシュアの相手はブリージール

　IBF世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(26=英)は6月25日に英国ロンドンのO2アリーナで初防衛戦を行うことになっているが、その相手が同級13位のドミニク・ブリージール(30=米)に決まった。

　ジョシュアは12年ロンドン五輪スーパーヘビー級金メダリストとしても知られるが、ブリージールも同五輪に出場した実績を持っている(初戦敗退)。プロ転向はジョシュアが13年10月、ブリージールが12年11月で、プロ戦績は16戦全KO勝ちの王者に対し挑戦者も17戦全勝(15KO)と高いKO率を誇る。体格はジョシュアが身長198センチ、体重約110キロ、ブリージールが身長201センチ、体重約114キロとわずかに挑戦者が勝る。4月9日の戴冠から2ヵ月半で初防衛戦に臨むジョシュアは「ブリージールのことは私のコーチが以前からチェックしていたんだ。ふたりとも五輪に出ているしプロでは無敗のうえKOパンチを持っているから、すごい試合になるだろうね」と意気込んでいる。オッズは12対1、ジョシュア有利でスタートしている。
　この日の前座では、ジョージ・グローブス対マーティン・マレーという英国人同士によるWBAインターナショナル・スーパーミドル級タイトルマッチが組まれている。グローブスは26戦23勝(18KO)3敗、元WBA世界ミドル級暫定王者のマレーは36戦32勝(15KO)3敗1分。