4/23 ロマゴンvsアローヨ

　3階級制覇の実績を持つWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(28=ニカラグア/帝拳)が4月23日、同級9位のマクウィリアムス・アローヨ(30=プエルトリコ)を相手に米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで防衛戦を行うことが決定した。14年9月に八重樫東(32=大橋)を9回TKOで下して現王座を獲得したゴンサレスは、これが4度目の防衛戦となる。

　ゴンサレスのV4戦に関しては当初3月5日が有力と伝えられたが、ここ2戦続けてミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)の試合とダブルで放送しているHBOテレビの意向もあり、4月23日になった。今度もゴロフキン対ドミニク・ウェイド(米)とのダブル・メインとなる。44戦全勝(38KO)という驚異的な戦績を誇るゴンサレスは、「神様、帝拳プロモーションの本田(明彦)会長、HBOテレビ、K2プロモーションズ、家族、ニカラグアの国民、ファンなど私を支えてくれるすべての人に感謝する」と話している。
　ジョバンニ・セグラ(メキシコ)、ファン・エルナンデス(メキシコ)らを抑えて挑戦者 に選ばれたアローヨは、IBF世界スーパーフライ級王者マクジョー・ウィリアムスと双子ボクサーとしても知られる。08年北京五輪はフライ級ベスト8に甘んじたが、翌09年の世界選手権では優勝した。10年2月にプロに転じ、18戦16勝(14KO)2敗の戦績を収めている。敗北はデビューから4戦目に岡田隆志(MT)に判定で敗れたものと、14年9月にタイでIBF王者アムナット・ルエンロエン(タイ)に僅差の判定負けを喫したもの。昨年4月を最後にリングから遠ざかっており、ゴンサレス戦が1年ぶりの試合となる。「また世界戦ができるので嬉しい。これに備えてプエルトリコでずっとトレーニングを続けてきた。ゴンサレスは手強い相手だが、ベストのコンディションをつくってベルトを奪うつもりだ。兄弟で世界王座を手にするという夢を実現させる」と意気込んでいる。
　なお、チケットは400ドル(約4万4800円)、300ドル(約3万3600円)、200ドル(約2万2400円)、100ドル(約1万1200円)、60ドル(約6720円)、30ドル(約3360円)の6券種で、16日に発売が開始される。