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[海外ニュース]2016.1.28
選択が注目されるカーン
元WBA、IBF世界スーパーライト級王者で現在はウェルター級でWBC1位、WBA2位、WBO3位、IBF4位にランクされるアミール・カーン(29=英)が近い将来、どの団体の王座に挑むのか注目されている。
カーンは数年前からフロイド・メイウェザー(米)、マニー・パッキャオ(比)との対戦を望んでいたが、条件やタイミングが合わずに見送られてきた。昨年5月にはクリス・アルジェリ(米)に判定勝ちを収めてメイウェザーの決断を待ったが、「ノー」の返事を突きつけられた。その後は標的をパッキャオに絞ったが、これも「ノー」だった。アルジェリ戦のあと試合間隔が空いてしまったカーンは3月に試合を希望しているが、まだ具体的な日程は出ていない。
こうしたなかカーンはWBCから新王者ダニー・ガルシア(米)に対する最優先挑戦者に指名された。対戦期限は6月1日だ。カーンはスーパーライト級WBA王者時代の12年4月にWBC王者だったガルシアと統一戦で拳を交え、4回TKO負けを喫している。雪辱と戴冠の絶好機だが、まだカーンは対戦の意思表示をしていない。
一方、カーンにはIBF王者ケル・ブルック(英)との対戦計画も浮上している。ブルックが3月26日にケビン・ビジエール(カナダ)との指名防衛戦を控えていることもあり不透明な部分があるが、王者が傷を負うことなくベルトを守れば6月にカーンと対戦することは可能とみられている。しかし、イスラム教徒のカーンはラマダン(断食 ※今年は6月6日〜7月5日)の期間は試合を避けることが予想され、日程は調整の必要が出てくる。メイウェザーが去り、パッキャオも次戦で引退を表明しているなか、実績と知名度のあるカーンはウェルター級トップ戦線のカギを握る選手といえそうだ。「キング・カーン」がどんな選択をするのか注目したい。
こうしたなかカーンはWBCから新王者ダニー・ガルシア(米)に対する最優先挑戦者に指名された。対戦期限は6月1日だ。カーンはスーパーライト級WBA王者時代の12年4月にWBC王者だったガルシアと統一戦で拳を交え、4回TKO負けを喫している。雪辱と戴冠の絶好機だが、まだカーンは対戦の意思表示をしていない。
一方、カーンにはIBF王者ケル・ブルック(英)との対戦計画も浮上している。ブルックが3月26日にケビン・ビジエール(カナダ)との指名防衛戦を控えていることもあり不透明な部分があるが、王者が傷を負うことなくベルトを守れば6月にカーンと対戦することは可能とみられている。しかし、イスラム教徒のカーンはラマダン(断食 ※今年は6月6日〜7月5日)の期間は試合を避けることが予想され、日程は調整の必要が出てくる。メイウェザーが去り、パッキャオも次戦で引退を表明しているなか、実績と知名度のあるカーンはウェルター級トップ戦線のカギを握る選手といえそうだ。「キング・カーン」がどんな選択をするのか注目したい。