海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
WBA、IBF、WBO3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチ、V18王者ウラジミール・クリチコ(39=ウクライナ)対WBO1位タイソン・フューリー(27=英)の12回戦は28日(日本時間29日)、ドイツのデュッセルドルフで行われた(別項参照)。試合後、勝者と敗者がメディアに感想を述べている。
「新タイソン」のフューリー
絶対王者クリチコのV19を阻止して戴冠を果たしたフューリーは「夢がかなった。このために必死でやってきた。よその国で判定で勝つことは難しいんだ。(11回に後頭部への加撃で減点されたが)あれは正当なパンチだと思う。彼(クリチコ)が背を向けてしまうから仕方ないんだ」と喜びを口にした。
これに対しプロ68戦目で初めて判定を落としたクリチコは、5回にバッティングでカットした左頬の傷が痛々しく、それが一層濃く敗北を印象づけていた。「準備は万全だったが、フューリーの方が速く精力的だった。私はスピードがなかったし、正しい射程をつかめなかった。それは彼のリーチが関係していたと思う。劣勢は分かっていたが、打開策が見つからなかった」と、潔く負けを認めた。そのうえで「再戦がある」とリベンジを誓っていた。ちなみに、公表されたデータによると、12回を通じてフューリーが371発のパンチを繰り出し、そのうちの86発を当てたのに対し、クリチコは231発のパンチを放ったが、命中したのは52発に留まったという。
これに対しプロ68戦目で初めて判定を落としたクリチコは、5回にバッティングでカットした左頬の傷が痛々しく、それが一層濃く敗北を印象づけていた。「準備は万全だったが、フューリーの方が速く精力的だった。私はスピードがなかったし、正しい射程をつかめなかった。それは彼のリーチが関係していたと思う。劣勢は分かっていたが、打開策が見つからなかった」と、潔く負けを認めた。そのうえで「再戦がある」とリベンジを誓っていた。ちなみに、公表されたデータによると、12回を通じてフューリーが371発のパンチを繰り出し、そのうちの86発を当てたのに対し、クリチコは231発のパンチを放ったが、命中したのは52発に留まったという。