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[海外ニュース]2015.11.26

コットの再起戦は6月か

 21日に米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターでサウル・カネロ・アルバレス(25=メキシコ)に判定で敗れた前WBC世界ミドル級王者ミゲール・コット(35=プエルトリコ)が、25日のラジオ番組で「次の試合があるとしたら来年の中ごろ」と語った。
ミゲール・コット
 119対109、118対110、117対111の大差がついた勝負だったが、コットは「8ラウンドは取った」と主張しており、フレディ・ローチ・トレーナーも「コットが勝ったと思った」と試合後にアピールした。しかし、リングマガジンのウェブ版が勝敗アンケートをとったところ、26日時点で2601の投票があり、72%に相当する1877票がアルバレス勝利に投じている。その大半が117対111(349票)、116対112(738票)、115対113(603票)に集中している。一方、コットの勝利も14%に相当する369票ある(ドローが299票≒11%)。
 こうしたなかコットは出演したラジオで「もしも300回、(映像を)見たならばすべて同じものを見るはずだ。コットはアルバレスに勝った」と主張した。そのうえで「少し休むが、次の試合に出るとすれば来年の中ごろになると思う」と加えた。6月上旬にはコットの活動拠点のひとつである米国ニューヨークで「プエルトリカンデー」があり、過去に何度もそのタイミングで試合に出場してきた経緯から、再起戦はそこにセットされる可能性が高そうだ。ちなみにコットは今年1月、新興のロックネイション・スポーツと3試合のプロモート契約を結んだが、その総額は5000万ドル(約61億円)と推定されている。なお、今回のアルバレス戦のコットの報酬は最低保障1500万ドル(約18億3000万円)と報じられている。

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