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前WBA、WBC世界スーパーウェルター級王者で現在はWBCミドル級1位にランクされるサウル・カネロ・アルバレス(25=メキシコ)は11月21日、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターでミゲール・コット(34=プエルトリコ)に挑むが、その試合でWBCミドル級王座を獲得してもGGGことゲンナディ・ゴロフキン(33=カザフスタン/米)との対戦には興味を示していないことが分かった。
サウル•アルバレス
コット対アルバレスはWBC世界ミドル級タイトルマッチとして挙行されるが、ふたりとも下の階級からの転向者で軽量のため、試合はミドル級を5ポンド(約2.26キロ)下回る155ポンド(約70.3キロ)の契約体重で行われる。WBCはこの試合の勝者に対してWBCの暫定王座も持つゴロフキンとの対戦を義務づけている。しかし、以前からゴロフキンとの対戦に難色を示していると伝えられるコットのみならず、アルバレスも現時点では関心を持っていないようだ。20歳のときにゴロフキンとスパーリングをしたことがあるというアルバレスは、米国メディアのインタビューで「私は本当にミドル級で戦うことができるようになれば、そこでベストを目指す。でも、いまは今回の試合(コット戦)に集中している。ゲンナディは偉大なファイターだと思う」と、コット戦後の統一戦には興味を示していないことを明かしている。今回の試合の勝者に対しWBCは試合後15日以内にゴロフキンとの対戦意思を明らかにするよう伝えており、対戦拒否の場合は王座を剥奪しゴロフキンを正王者に昇格させるという方針を打ち出している。