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IBF世界スーパーウェルター級王者ジャーモール・チャーロ(米)の双子の弟で、現在は同級WBC1位、IBF2位にランクされるジャーメル・チャーロ(25=米)が10月31日、米国テキサス州ヒューストンで元WBA世界同級王者ジョアシム・アルシン(39=ハイチ/カナダ)と対戦する。これをクリアすれば来年には世界挑戦が約束されそうだ。
チャーロ兄弟はテキサス州リッチモンド出身で、現在はヒューストンに住んでいる。1分早く生まれたジャーモールは9月12日にコーネリアス・バンドレイジ(米)を3回TKOで屠り、ひと足早くIBF王座を獲得している。22戦全勝(17KO)の兄がパンチャー型であるのに対し、ジャーメルはスピードを生かした技巧派で、戦績は26戦全勝(11KO)。今回の相手、アルシンは07年7月から08年7月までWBA王座に君臨した実力者で、44戦35勝(21KO)7敗2分の戦績を残している。打たれ脆さはあるものの11年12月には現IBF世界ミドル級王者デビッド・レミュー(カナダ)に勝ったこともあるだけに侮れない。