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前IBF世界クルーザー級王者ジョアン・パブロ・エルナンデス(30=キューバ/独)が、現役引退を表明した。この数年、エルナンデスは相次ぐケガや病のため試合から遠ざかることが多かった。
ジョアン・パブロ・エルナンデス
エルナンデスの引退の理由は膝と肘のケガのためとされ、過去に何度かの手術が施されてきたが、それも限界にきたようだ。本来ならば10月初旬に暫定王者のビクトル・ラミレス(亜)と団体内統一戦を行うことになっていたが、これもキャンセルしていた。そのためIBFから王座を剥奪され、ラミレスが正王者に昇格している。エルナンデスは05年にドイツでプロデビューし、11年2月にWBA世界クルーザー級暫定王座を獲得。8ヵ月後にIBF王座を獲得し、4年間に4度の防衛を果たしてきたが、昨年8月を最後にリングに上がっていなかった。サウスポーのボクサーファイター型で、戦績は30戦29勝(14KO)1敗。