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2階級制覇の実績を持つWBC世界スーパーバンタム級王者レオ・サンタ・クルス(27=メキシコ/米)対元世界3階級制覇王者アブネル・マレス(29=メキシコ/米)の12回戦は29日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われる。WBCのフェザー級ダイヤモンド・ベルトがかけられる試合に向け、マレスは「準備は万端。私の方が優れているということを証明する」と意気込んでいる。
アブネル・マレス
ふたりともバンタム級とスーパーバンタム級を制覇しているが、マレスのあとを継ぐようにサンタ・クルスが戴冠を果たしてきた。年齢でも2歳上のマレスには先輩としての意地と矜持がある。「私はサンタ・クルスに対して恨みも何もないが、試合では別だ。万全の準備ができているし、気持ちも集中している」と好調をうかがわせる。オッズはイーブンに近い状態が続いてきたが、試合が近づくにつれてサンタ・クルス有利に傾いてきた。いまでは3対2とはっきりした差が出ている。これもマレスを発奮させる一因になっているのかもしれない。「私は家族やメキシカンのために戦っているが、なによりも大事なことは自分自身のために戦うことだ。この試合を通じて私の方がサンタ・クルスよりも優れているということを証明する」と話している。スーパーバンタム級王座を保持したままリングに上がる予定のサンタ・クルスは31戦30勝(17KO)1分、マレスは31戦29勝(15KO)1敗1分。