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9月12日(日本時間13日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナでフロイド・メイウェザー(38=米)と拳を交えるWBA世界ウェルター級暫定王者アンドレ・ベルト(31=米)が、「世界に衝撃を与えてみせる」と自信を口にしている。
04年アテネ五輪に出場したアマ実績を持つベルトはプロでも成功を収めた選手のひとりといえるが、その反面、数々の挫折も味わってきた。特に最近の4年は6戦3勝(2KO)3敗と勝利は5割で、ベルト自身が「自分のキャリアは終わったと感じた」というほどだった。しかし、スランプには理由もあった。肩の腱を痛めていたのだ。その手術をしてからは2連勝と復調しており、自信も取り戻した。「ずいぶんとケガに悩まされたけれど、手術をして正解だった。そんな矢先の今回の試合はベストのタイミングだと思う。9月12日には世界を驚かせてみせるよ」と鼻息は荒い。現在、ベルトはバージル・ハンター・トレーナーとともにカリフォルニア州オークランドでトレーニング・キャンプを行っている。41対1という大差のオッズが出ているなか、ベルトは歴史的な大番狂わせを起こすことができるか。