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フロイド・メイウェザー(38=米)の次戦の相手候補筆頭にリストアップされている元WBA、IBF世界スーパーライト級王者アミール・カーン(28=英)が29日(日本時間30日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで前WBO世界同級王者クリス・アルジェリ(31=米)と拳を交える。試合を前にカーンは「いまの夢は147ポンド(ウェルター級)でベストになること」と話している。
クリス・アルジェリ
カーンは3年前にフレディ・ローチ・トレーナーのもとを離れ、現在はバージル・ハンター氏に師事している。関係は良好と伝えられており、カーン自身も「私たちは毎日顔を合わせているし、本当に良い関係を築けた。彼は私の成長に何が必要かを理解している」と信頼を寄せている。今回のアルジェリ戦に関しては「彼はスキルと潜在能力の高い選手。遠い距離と長身は厄介だが、私のスピードと動きにはついて来ることができないだろう」と自信をみせている。これに対し元世界ミドル級王者のジョン・デビッド・ジャクソン・トレーナーと組んだアルジェリは「この試合に向けて過去で最も厳しいトレーニングを積んできた。ジャクソンはベストのクリス・アルジェリを引き出してくれた。それが金曜日の夜に見られるだろう」と、こちらも好調であることを強調している。戦績はカーンが33戦30勝(19KO)3敗、アルジェリは21戦20勝(8KO)1敗。オッズは14対1でカーンの圧倒的有利と出ている。セミでは内山高志(ワタナベ)のスーパー王者昇格にともなって空位になったWBA世界スーパーフェザー級レギュラー王座の決定戦、2位のブライアン・バスケス(コスタリカ)対ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)の12回戦が組まれている。