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IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(28=英)を巡り、元世界4階級制覇王者ファン・マヌエル・マルケス(41=メキシコ)と元WBA、IBF世界スーパーライト級王者アミール・カーン(28=英)らが挑戦権の争奪戦を展開することになりそうだ。
ファン•マヌエル•マルケス
昨年8月にショーン・ポーター(米)を破って戴冠を果たしたブルックは3月28日にIBFの指名挑戦者イオヌット・ダン・イオン(ルーマニア/カナダ)を相手に初防衛戦を行うことになっている。その試合でブルックが勝つことが大前提となるが、次々戦の候補としてマルケスとカーンが浮上している。マルケスは昨年5月を最後に実戦から遠ざかっているが、5階級制覇に意欲をみせていると伝えられる。31日に行われるステーブルメートのダニエル・エストラーダ(メキシコ)対ケビン・ミッチェル(英)戦に合わせて渡英しており、ここでブルック戦の下交渉が行われるのではないかとみられている。
一方のカーンはマニー・パッキャオ(比)の対戦相手として名前が挙がっているが、パッキャオ対フロイド・メイウェザー(米)の試合が決まった場合はフリーとなる。ブルック陣営はV2戦を6月か7月に計画しているが、イスラム教の信者であるカーンにはラマダン(今年は6月18日開始)があるため6月上旬が試合のリミットという事情もあり、日程的に厳しい面がある。さらにブルックのV2戦の相手としては、前WBA世界ウェルター級王者マルコス・マイダナ(亜)や前WBO同級王者ティモシー・ブラッドリー(米)らも候補として浮上している。