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[試合結果]2014.11.30

クロフォード対ベルトラン

 WBO世界ライト級王者テレンス・クロフォード(27=米)は29日(日本時間30日)、米国ネブラスカ州オマハに1位の指名挑戦者レイムンド・ベルトラン(33=メキシコ)を迎えて2度目の防衛戦に臨んだ。
クロフォードがほぼ完封
〇テレンス・クロフォード(米)
 12回判定(3対0)
×レイムンド・ベルトラン(メキシコ)
テレンス・クロフォード
 ベルトランはWBOの指名挑戦者だが、24戦全勝(17KO)の王者のスピードにはついていけないのではとみられていた。オッズも9対1で地元オマハ出身の王者を支持していた。試合はその予想どおりの展開となった。6月のユリオルキス・ガンボア(キューバ/米)がそうだったように、クロフォードは右構えでスタートしたあと、すぐにサウスポーに構えをチェンジ。足をつかいながらコンスタントにジャブを飛ばし、折々で左もヒットしたが、決して深追いはしなかった。地元の声援もあり着々とポイントを重ねたクロフォードは最後まで危なげなくベルトランをコントロールした。採点は119対09が二者、もうひとりは120対108だった。2度目の防衛に成功したベルトランは25戦全勝(17KO)。このままライト級に留まるのか、それともスーパーライト級に転向するのか注目される。昨年9月に続いて2度目の挑戦も実らなかったベルトランは37戦29勝(17KO)7敗1分。
左:グラドビッチ 右:ベレス
 セミファイナルではIBF世界フェザー級タイトルマッチが行われ、王者イフゲニー・グラドビッチ(露/米)がジェイソン・べレス(プエルトリコ)と12回引き分けで4度目の防衛を果たした。体格で勝るべレスが左ジャブで先制し、グラドビッチがインサイドに入りこんで連打をまとめようとする展開になり、試合はノンストップの激戦となった。中盤からベレスがややペースダウンしたが、それでも最後まで奮闘した。採点は117対111でグラドビッチ、115対113でベレス、もうひとりは114対114の三者三様だった。辛うじてベルトを守ったグラドビッチは20戦19勝(9KO)1分、べレスは23戦22勝(16KO)1分。

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