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ポール・バトラー(英)の返上により空位になっているIBF世界バンタム級王座の決定戦が25日(日本時間26日)、モナコのモンテカルロで行われる。3位のスチュアート・ホール(34=英)と対戦する1位のランディ・カバジェロ(24=米)は「私の時代がやってくる」と意欲をみせている。
カバジェロは今年4月、大場浩平(真正)との挑戦者決定戦を経て王座への最優先挑戦権をゲット。6月にホールからベルトを奪ったバトラーが1ヵ月足らずで王座を返上したため、思わぬかたちで世界戦のチャンスが訪れた。「世界戦はボクサーなら誰もが夢見ている舞台。タイトルを手に入れることができるなら、どこででも戦うよ」と、縁のないモンテカルロでの試合も気にした様子はない。相手のホールについては「彼は元王者だから、必死でベルトを取り戻しにくるはず。でも、私は彼よりももっと王座獲得に対して渇望している。目的を果たすため、この数年は誰よりもハードなトレーニングを重ねてきたつもりだ」と話している。5連続KO勝ち中のカバジェロは21戦全勝(13KO)、ホールは21戦16勝(7KO)3敗2分。オッズは7対2でカバジェロ有利と出ている。当日はダブル世界戦としてヘッキー・バドラー(南ア)対熊朝忠(中国)のWBA世界ミニマム級タイトルマッチも行われる。