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[試合結果]2014.9.28

クルーザー級ダブル世界戦

 クルーザー級のダブル世界戦が27日(日本時間28日)、ロシアの首都モスクワで行われた。王者クリストフ・ウロダルチク(33=ポーランド)対グリゴリー・ドローズド(35=露)のWBCタイトルマッチ、デニス・レベデフ(35=露)対パウェル・コロジー(34=ポーランド)のWBAタイトルマッチ。勝ち残ったのは――。
○グリゴリー・ドローズド(露)
 12回判定(3対0)
×クリストフ・ウロダルチク(ポーランド)

○デニス・レベデフ(露)
 2回KO
×パウェル・コロジー(ポーランド)
 WBC戦は噛み合わせの甘い展開になった。打撃戦を仕掛けようとするウロダルチクに対し、ドローズドはアウトボクシングを狙って距離をキープ。接近した際にはクリンチで王者の攻撃を断ち切った。4回が終了した時点で公開された採点は39対37でジャッジ三者とも挑戦者リード。これで勢いづいたドローズドは8回、右で値千金のダウンを奪う。その直後に公開された採点は79対72、78対73と挑戦者がリードを広げていた。終盤もドローズドが支配して試合終了のゴングを聞いた。採点は119対108(二者)、118対109と大差がついていた。新王者ドローズドは40戦39勝(27KO)1敗。10年5月に獲得した王座の7度目の防衛に失敗したウロダルチクは53戦49勝(35KO)3敗1分。
 WBA戦は2回で勝負が決した。193センチの長身コロジーに対し、フレディ・ローチ・トレーナーの指示を仰いだ小柄なレベデフは接近戦を仕掛けて出る。2回、サウスポーのレベデフが繰り出した左が挑戦者のアゴを直撃。この一撃でコロジーはダウンを喫し、立ったものの続行を許されなかった。1年4ヵ月ぶりのリングを快勝で飾ったレベデフは28戦26勝(20KO)2敗。コロジーは34戦33勝(18KO)1敗。

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