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WBA世界バンタム級スーパー王者アンセルモ・モレノ(29=パナマ)対2位の指名挑戦者ファン・カルロス・パヤノ(30=ドミニカ共和国)のタイトルマッチ12回戦は26日(日本時間27日)、米国テキサス州メスキートで行われた。
○ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)
6回負傷判定(3対0)
×アンセルモ・モレノ(パナマ)
6回負傷判定(3対0)
×アンセルモ・モレノ(パナマ)
元世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏の「アイアン・マイク・プロダクションズ」主催のサウスポー同士の世界戦は、序盤から荒れた展開となった。2回に偶然のバッティングで挑戦者が右目上をカットしてしまったのだ。これで危機感を強めたのかパヤノの攻撃に拍車がかかり、モレノは後手に回る展開になった。その後もパヤノの出血は止まらず、6回が終了した時点で試合はストップされた。勝敗はそれまでの採点に委ねられることになり、パヤノが59対55、58対56(二者)で勝利をもぎ取った。新王者はアマチュア時代、04年のアテネ五輪と08年北京五輪にフライ級で連続出場。05年と09年の世界選手権にも出場した経験を持っている。ちなみに09年の世界選手権では2回戦で現IBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロエン(タイ)にポイント負けを喫している。プロ戦績は16戦全勝(8KO)。一方、08年の戴冠以後、12度の防衛を重ねてきたモレノは39戦35勝(12KO)3敗1分となった。